小松セレクト 内臓

愛犬に内臓を与えてもいいの?

最終更新日:
公開日:2020/08/19

皆さんは愛犬のご飯に迷ったり悩んだりしたことはないですか?

偏食の犬は多く、ドッグフードでも、手作りでも「フード難民」なんて言葉ができるほど多くの飼い主さんが頭を悩ませる問題の一つです。大切なわが子にはいつまでも健康でいてほしいと願うのは当然のこと。

今回は犬に内臓を与えるメリットとデメリットについてお話しします。

犬に内臓を食べさせてもOK?

犬に内臓を食べさせてもいいのでしょうか?

答えはイエスです。

お肉や骨と同様に、内臓にも多くの栄養素が詰まっています。野生のオオカミは獲物を仕留めたらまず内臓から食べますが、これは内臓の栄養価の高さを本能で知っているからだとも言われています(単に骨がなくて食べやすい、腐りやすい部位から先に食べるという説もあります)

野生の本能ってすごいですね。

ペット用として販売されている内臓としては、レバー(肝臓)・ハツ(心臓)・グリーントライプ(胃)・肺・脾臓・タン(舌)・腎臓などがあります(※)。各内臓にはそれぞれ必要な栄養素が詰まっているのでバランス良く与えることをオススメします。

※Foremaの取り扱っている内臓は季節や捕獲状況、製造いただいている産地さんの事情によって在庫がない場合もございます。

それでは代表的な内臓について詳しく見ていきましょう。

内臓の成分のご紹介

レバーについて

九州の鹿レバージャーキー ペット用 九州の鹿レバージャーキー ペット用

レバーはビタミンや亜鉛や鉄分などの栄養が豊富で、犬にとって重要な必須アミノ酸10種類が全て含まれています。皮膚被毛を健康に保ち、筋肉の衰えを防ぐ効果もあります。

ただし、ビタミンAを多く含んでいる為、あげすぎると消化不良を起こしたり肥満になったりする可能性があるので、毎日与える必要はありません。

レバーを食べてほしいワンコ

  • 毛艶が悪い
  • 貧血ぎみ
  • 免疫力が低下している
  • 高齢
ペット用 鹿レバー
人間用途のお肉と同等の衛生基準で処理された、ペット用鹿レバー
  • 内容:300g目安
  • 種類:ホンシュウジカ / キュウシュウジカ / エゾシカ
  • 産地:西日本/九州各県/四国各県/長野県/北海道
  • 部位:レバー

ペット用の鹿レバー

鹿レバー/猪レバーを使った犬ご飯レシピ

ビタミンA.Bや鉄分が豊富な鹿レバー。 解毒を行う臓器だからこそ、 抗生物質等を使用せずに育ったジビエは安心ですね♪ 茄子の皮に含まれる「ナ
猪レバー・・・レバーなどの内臓系は好きなわんちゃんも多いですよね(*'▽'*)おやつでも人気のようです❤みなさんのパートナーはどうですか

その他、レバーレシピ一覧は下記をご覧ください。

鹿レバー/猪レバーのレシピ一覧へ

ハツについて

鹿の心臓 鹿の心臓

ハツもレバーと同じくビタミンや亜鉛、鉄分が豊富です。また、レバーとは違い脂質が少ないので肥満の子にも与えられます。タウリンを多く含むので心臓に負担のある犬種には特にオススメです。

体の悪い部分と同じ内臓を他の動物から摂取する事で良くしようという漢方の考え方がありますが、心臓を健康に保つ働きを持つタウリンを多く含むハツはまさにぴったり。プリプリとしていて歯ごたえが良いですが、与え過ぎにはご注意ください。

ハツを食べてほしいワンコ

  • 心臓が弱い
  • 皮膚が弱い
  • 肥満
鹿の心臓 ハツ
人間でも食べられる、ペット用鹿の心臓
  • 内容:500g目安パック
  • 種類:ホンシュウジカ / キュウシュウジカ / エゾシカ
  • 産地:西日本/九州各県/四国各県/長野県/北海道
  • 部位:切り落とし混合

ペット用の鹿ハツ

鹿ハツを使った犬ご飯レシピ

鹿肉・・・高タンパクで低カロリー、また免疫力アップや疲労回復にも良いと言われています☺️ハツは鉄分も豊富なんですよ
《ピーマンにお肉を詰める》 まな板の上にピーマンを置き上からギューギューすると小さな隙間にも詰めやすいです! ブロッコリーは細かく切って炒めました

その他、鹿ハツを使ったレシピ一覧は下記をご覧ください。

鹿ハツ(心臓)レシピ一覧へ

トライプについて

鹿のグリーントライプ 中身 100g
鹿のグリーントライプ 中身 100g

トライプとは、鹿や牛のような反芻動物の胃の事です。

反芻動物は第1胃から第4胃まで4つの部屋を持っています。トライプの第1胃と第4胃について、どちらが栄養価が優れているかについての考え方は様々ですが、Foremaでは第1胃を推奨しています。

鹿や猪が食べた消化途中の草や穀類や微生物など有益なものが第1胃にはたくさん詰まっています。人間にとってはキツい臭いですが、犬には食欲をかきたてる特別な匂いです。

トライプを食べてほしいワンコ

  • 偏食
  • 高齢
  • 腎臓疾患
  • 胃腸が弱い
鹿のグリーントライプ 中身 250g 鹿のグリーントライプ 中身 250g
  • 内容:250gパック x 1
  • 種類:ホンシュウジカ / キュウシュウジカ / エゾシカ
  • 産地:西日本/九州各県/四国各県/長野県/北海道
  • 部位: 鹿の胃の内容物

※現在は入荷を見合わせております

グリーントライプを使った犬ご飯レシピ

寒天は体の中でゆっくりと水分を吸収していくので、水分補給にオススメの食材です♪ 柑橘系を使う場合には熱々で流し入れてしまうと上手く固まらない事があり

肺について

鹿の肺

肺の食感はフワフワとしていて食べやすく、特にシニアのワンちゃんにオススメの部位です。公式の成分は世に出ていないのですが、他の内臓類同様に、ミネラル(鉄分やカルシウム、亜鉛など)がお肉よりも多めと考えるのが自然なところでしょうか。

Foremaでは肺のジャーキーも取り扱っており、麩菓子のようなサクサクとした食感で歯がない子やシニアの子が食べられる数少ない無添加おやつです。

鹿肺(ラング)ジャーキー

肺を食べてほしいワンコ

  • 高齢
  • 歯がない
ペット用鹿の肺
  • 内容:250-300g目安パック
  • 種類:ニホンジカ
  • 産地:中四国各県

ペット用の鹿肺

鹿肺を使った犬ご飯レシピ

暑くなってきて、ワンチャンと日中のお出かけが厳しくなってきましたね。そんな日は思い切って、カレーを作ってみませんか? 市販のカレールーは玉ねぎや色々

脾臓について

 猪の脾臓

脾臓は血液を貯めておく機能があり鉄分が豊富です。また、野菜からは摂取できないビタミンB12も豊富に含まれている栄養価の高い部位です。なかなか出会うことの少ない希少な部位ですが、下処理の方法は他の内臓と同じなので初めての場合でも取り扱いは難しくありません。他の内臓と同じく、与え過ぎにはご注意ください。

脾臓を食べてほしいワンコ

  • 貧血気味
  • 免疫力が低下している
  • 皮膚被毛
  • 毛に艶がない
人間でも食べられる、ペット用猪の脾臓
  • 内容:300g目安パック
  • 種類:ニホンイノシシ
  • 産地:西日本//四国各県

ペット用の猪脾臓

猪脾臓の下処理

今まで調理したことの無い内臓だとしても、基本は同じように下処理をしております。 (1)ドリップを最小限に抑える為、氷水で解凍する。 (2)使う分以

タンについて

猪のタン

タンはナイアシンやビタミンB12など、有益な栄養素を含むヘルシー食材。牛タンに比べてもさらに低脂質の希少部位です。カロリーが低い上に扱いやすいので、内蔵系が初めてもしくは苦手という場合にもおすすめです。

調理方法としては、ナイアシンもビタミンB12も水溶性で、栄養素が水分に溶け出してしまうので猪タンを柔らかくコトコト弱火で食べやすく調理した時の煮汁まで与えてあげると良いですよ♪

タンを食べてほしいワンコ

  • 偏食
  • 肥満
人間でも食べられる、ペット用猪のタンスライス
  • 内容:100g×3パック
  • 種類:ニホンイノシシ
  • 産地:兵庫県など西日本各地

ペット用の猪タンスライス

猪タンを使った犬ご飯レシピ

焼いていると良い匂いに我慢できず!笑。 私もひとくち味見してみると...、 めっちゃ美味しくてびっくりしましたヽ(≧▽≦)ノ ■タンは焼

腎臓について

鹿の腎臓

腎臓は1頭から取れる量が少ない上、ほとんど流通しない珍しい部位です。牛においては「レバーにつぐ栄養素」とも言われており、豊富なビタミンB群や鉄分を含みます。腎臓は濾過機能をもつ臓器だけに、独特の匂いがあるとされています。その匂いがいつもと違う味として食のアクセントとなり好んで食べてくれる子も多いはず。

腎臓を食べてほしいワンコ

  • 偏食
  • 運動量が多い
  • 毛艶が悪い
ペット用鹿の腎臓
  • 内容:220-280g目安パック
  • 種類:ニホンジカ
  • 産地:中四国を中心とする西日本

ペット用の鹿の腎臓

鹿の腎臓を使った犬ご飯レシピ

鹿肉・・・高たんぱくで低脂肪、低カロリーなお肉です。体温を高める作用があると言われているので、これからの寒くなる季節にもピッタリですよ⸜(◍ ´꒳`
鹿肉・・・高タンパク、低脂肪、低カロリーなお肉です。また、脂肪燃焼させる働きにも役立ち、鉄分も豊富なんですよ😊✨

与えすぎには注意が必要

それぞれに栄養素の違いやオススメ犬種・病状などがありますが、どれも与え過ぎには注意が必要です。

また、生で与える場合にもご注意ください。非加熱のお肉や内臓には細菌類が潜んでいます。これは鹿や猪に限らず、家畜含め全ての生食に当てはまります。よって(鹿・猪とわず)生食そのものにリスクがあるのは間違いありません。

一方で、生食から得られる栄養面でのメリットが大きいという事もよく聞かれているかと思います。リスクよりメリットが大きいと判断された場合は大いに生食を導入すれば良いですし、心配であれば加熱をされた方が良いです。

なお、猪のお肉は、オーエスキー病などのウイルス保有の可能性がゼロではないため、要加熱でお願いしております。

わが子のように可愛がっていても犬と人間は別の生き物です。体の構造も消化機能も違います。「人間が食べられない物をうちの子に食べさせるなんて」という考え方ではなく、犬の体に適した食べ物は何か?を考えていただきたいです。

それが愛犬の幸せにも繋がります。

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