昨日、破壊神ツキノワグマについて投稿しましたが、同じタイミングで[CAMP HACK]さんがスパイシーな記事をアップされていましたのでご紹介。
熊肉と言われると、野性味溢れる印象を抱きがちである。実際は脂身から肉に至るまで、市販の家畜の肉にひけをとらない旨味を持つ。部位によっては獣の臭いがすると言う人もいるが、それはどの動物にも当てはまることである。脂はさらっとしていて、肉は熟成させれば柔かくなり旨味が濃い。
http://camphack.nap-camp.com/2049
・・熊を仕留めて解体するのはアウトドアの領域を超えており、ハードルが高いなんていうレベルではありませんが、とにかく非常に興味深い記事です。
タヌキ汁というもの
そういう私も7年くらい前、秋田県のマタギの方にツキノワグマとタヌキを料理してもらったことがあるのですが、ここで紹介されているレシピとまったく同じだった記憶があります。酒と醤油の味わいが谷底のように深く、言葉に表せない凄味を感じた記憶があります。
特にタヌキは本来煮ても焼いても食べられた者ではなく、涙が吹きこぼれるほどに臭みが強烈です。その臭みをベーシックな調味料だけで打ち消す手腕は秘技としか評しようがありませんでした。
で、話がそれますが、タヌキとアナグマはぱっと見た感じだとよく似ています。が、アナグマはとても美味しいらしく、近年一部の料理人らの間で人気急騰中なのだとか。アナグマの別名はムジナ。タヌキと巣穴をシェアする事があるらしく、そこから「同じ穴のムジナ」という言い回しが生まれています。
アナグマが美味しいという話
近年アナグマ人気が出てきた背景には、何らかのタイミングで罠にかかってしまうという背景がありますが、実際にアナグマも畑を荒らすので地域によっては害獣指定され、アナグマ用(小動物用?)の罠で時々捕獲しているという事情があります。
とは言えその数は少なく、例えば猪を年間150頭くらい駆除する自治体でも、アナグマは10頭にも満たないのだそうです。しかも猟師さんが持って帰る事も多いので、市場に出回るのケースは希です。どうしても欲しい場合はアナグマに興味のない猟師さんを見つけ、個別に予約をとるという方法になるのだと思われます。
追記:ニホンアナグマについての記事を書きました。
※冒頭の写真は1年くらい前の今頃に撮影した広島県安芸太田町の山林。景勝地で知られる三段峡近辺で、このあたりもツキノワグマの生息地。6月は子離れや交尾期が重なるので危険らしいです。

株式会社Forema(フォレマ) 代表。生態系保全活動の傍ら、自社ラボで犬と猫の腸内細菌/口腔細菌の解析を中心に、自然環境中の微生物叢解析なども含め広く研究を行なっています。土壌細菌育成の一環として有機栽培にも尽力。基本理念は自然崇拝。お肉は週2回くらいまで。

アナグマ、Forema Proで試験的に取り扱いを開始しました。