先日発売された「毛利の鹿BBQセット」の商品撮影ロケでプランクBBQを行いました。
目次
プランクbBQとは何か?
プランクBBQというのは本場のアメリカで流行っているというスタイルで、木の板(wood plank)を使って加熱するもの。網の上に木の板を置き、その上に食材を配置して蓋をするので、直火にはない、関節熱(板からの熱と空気熱)によるジンワリやんわり加熱のメリットがあります。
国内ではまだほとんど知名度がないもので、今回はBINGOバーベキュー協会のBBQマスター、向井代表より事前レクチャーを受けてどうにか人並みの仕上がりに至りました。
この時使う木の板は杉の木がいい良いそうで、木の香りが食材を包み込む仕上がりはアウトドアならではの極上体験です。杉の気の種類や産地によって香りの濃さや広がりに差があるらしく、このあたりは追求するとドップリはまりそうなマニア性を秘めています。
また、燻製チップを使ったり、木の板を日本酒や白ワインに漬け込んでおくことで高度な調合が可能になり、こだわりとダンディズムが花開く嗜好の場となりそうです。
尚、この時使う板は、例えば足場板などの廃材は適さないそうです。(防腐剤が使われている可能性があるため)
プランクBBQの板はForemaでもお買い求めいただけます。
→ プランクBBQの杉板 5枚セット
プランクBBQ手順
1.木の板を水につける
これは木の板が燃えにくくする前処理で、最低でも1時間は浸け込んでおいた方がいいです。この時、日本酒や白ワインに漬け込んでおくと香りが花開くのでさらにオススメですが、今回は清流沿いだったので、あえて川の水に浸けて処理をしました。
2.食材を配置
食材はお肉でも海鮮でも何でもいけますが、今回は商品ロケなので鹿の外モモ肉のブロック(700gくらい)を1〜1.5cmほどの厚さにカットし、間にトマト、ブロッコリー、ジャガイモを配置しました。野菜は特に下処理をせず、そのままでも十分火が通って温野菜に仕上がります。
お肉は事前にお酒などに漬け込んで下処理をしてもいいですが、今回は配置段階で岩塩をかけたのみ。この時オリーブオイルを塗って香草をまぶすなどしておくと更に良いですね。
3.蓋をする
蓋つきのバーベキューグリルだと便利ですが、ない場合はボールなど蓋の代替品でOK。100均の行楽用トレイがちょうどいいサイズだったので代用。絵的にはギリギリですが、軽くてかさばらないので便利。結果も良好でした。炭火は弱め、もしくは弱火ゾーンを作っておき、その上に配置して蓋をします。
4.火加減を見る
火加減にもよりますが、だいたい15分くらいじっくり寝かせておくとジンワリ芯まで火が通ります。それまでボケーっと森と空を眺めるのも一興です。一緒に配置してある野菜類が火の通り具合のバロメーター になるので、あらかじめそれ用の具材を配置をしておくと便利です。
5.出来上がり
全体に火が通っているようだったら蓋を取り、場合によっては2分ほど寝かせます。お肉の表面熱と木の板の余熱で芯の部分が仕上がります。岩塩やガーリック、バターやハーブなどお好みで味付けして完成。チーズを乗せれば子供達は狂喜するはず。
今回の撮影では、先日レシピ用に作った”ごぼうソース”と同じものを冷やして持参していたため大活躍(写真無し・・)。淡白で柔らかい鹿肉と濃厚ヘルシーな組み合わせが最高に幸せでした。このてのBBQはソースがとても重要な役割を果たします。事前にご家庭で色々とチャレンジしてみてください。(下記ごぼうソース、大人向けですがオススメです)
尚、使い切れなかった外モモ肉はピザに乗せれば一瞬で鹿肉ピザの出来上がり。子供達が大喜びする逸品の出来上がりです。
今回事前に技術指導いただいたBBQマスター のレシピは下記のページで詳しく紹介されています。今回は鹿とレモンの相性に自信がなかったので、このレシピは再現していません。
広島れもんチキンプランク(四万十コラボバージョン)/Hiroshima Lemon Chicken Plank
http://www.treeofbbq.com/blog/hiroshima-lemon-chicken-plank
毛利の鹿!BBQセットのご案内
今回のロケで使用した毛利の鹿!BBQセットのお買い求めは下記から。
- 毛利の鹿!BBQセットLサイズ
- https://fore-ma.com/products/112
- 毛利の鹿!BBQセットSサイズ
- https://fore-ma.com/products/111
当ロケでは外モモ以外に鹿のシンタマ、鹿のスネ肉の調理・撮影も行いました。これについては動画および下記の記事からご参照ください。
株式会社Forema(フォレマ) 代表。生態系保全活動の傍ら、自社ラボで犬と猫の腸内細菌/口腔細菌の解析を中心に、自然環境中の微生物叢解析なども含め広く研究を行なっています。土壌細菌育成の一環として有機栽培にも尽力。基本理念は自然崇拝。お肉は週2回くらいまで。