最近流行っているワンコの齧るおもちゃ「鹿角ドッグガム」。なぜ鹿角が人気なのでしょうか?鹿角ができるまでの経緯やワンコのメリット・デメリットについてご紹介します。
鹿角ドッグガムができるまで
なぜ鹿角なのか?
Foremaで取り扱っている鹿角は、農作物被害の対策として、山間部の猟友会によって駆除されてしまった鹿の角を使っています。従来、駆除された野生動物は多くが埋葬処分されていました。現在では少しずつ駆除した命を有効活用していこうという取り組みが進んできていますが、角や内臓や骨などの部位はまだまだ活用されず、その多くが捨てられてしまっています。
人間の社会生活の営みのため、仕方ないとはいえ奪ってしまった命をそのまま捨てている現状をどうにかしようという所から、Foremaでは鹿角の活用に取り組み始めました。
お届けまでの工程
- 駆除さてれしまった鹿の角を産地さんに確保してもらう
- 取れたての角は汚れていて臭いも強いので、洗浄して乾燥させます
- 送ってもらった鹿の角を委託している加工会社で裁断・ヤスリがけ
- 1本1本手作業です。長さを計り手ノコで慎重に裁断していきます。
その後、鋼鉄用の固いヤスリで研磨しカドを落としていきます
- 麻袋に入れてお届け
- 説明書と一緒に可愛い麻袋に入れてお届けします
- 長さ:15〜18cm目安
- 重さ:120〜220g
- 数量: Lサイズ1本
犬に鹿角を与えることについて
ワンコは本能的に「固いものを齧る」という欲求があります。鹿の角はとても固いのでその欲求を満たしてくれます。かじることで顎の力も鍛えられストレス発散にもなります。また、歯についている歯垢が落ちやすくなり、歯石付着の予防効果も期待できるでしょう。
日本国内にいる野生の鹿。100%天然の角なので、ゴムやプラスチックのおもちゃよりも安全で、カケラが体内に入っても、成分はカルシウムやリン、たんぱく質なので消化されます。その一方で、興奮しすぎて囓りすぎた結果、歯が欠けたり折れたりすることもあります。また、囓り続けていると鹿角は少しずつ削られて小さくなっていき、飲み込んでしまう恐れもあります。
<メリット>
- 顎の力が鍛えられる
- 歯石・歯垢の予防効果
- ストレス解消
- 100%天然物なので安心
<デメリット>
- 噛みすぎて歯が欠ける可能性がある
- 飲み込んでしまう恐れがある
長時間与えすぎず、飼い主が見ているところで与えるようにし、小さくなったら新しいのと交換してください。
鹿角については賛否両論で情報があふれていますが、Foremaでは鹿角をワンコに与えるのは、デメリットよりもメリットの方が多いと考えています。デメリットも飼い主のちょっとの注意で防げるものばかりです。
賞味期限もありませんので、長くご利用いただけますのでコスパはとても良いです。
もしまだ鹿角を試されたことがない場合は、一度お試しください。
きっとワンコは嬉々として齧ってくれる事でしょう。
ただし人間にも好き嫌いがあるように、鹿角を好まないワンコもいるようですので様子を見ながら与えてください。
ワンちゃんネコちゃんに健康な毎日を。食の面からサポートさせていただきます。動物保護・生態系保全などあらゆる角度から野生動物を取り巻く環境について勉強中。
保有資格:愛玩動物飼養管理士一級、動物看護士