国産の鹿肉ジャーキー

愛犬・愛猫用の無添加おやつ(鹿肉/猪肉)の話

最終更新日:
公開日:2020/04/18

昨今では、ペット用途においても無添加とされる食品需要が高まっています。それはフードのみならず、おやつにしても同様で、時代の流れに沿った必然の事柄なのだと日々感じています。

という流れなので、Forema で扱っている無添加の猪鹿おやつについてざっとご紹介します。鹿と猪の限定です。

ペット用 無添加おやつ一覧(鹿肉/猪肉)

国産 鹿肉ジャーキー100g

鹿肉ジャーキー
鹿肉ジャーキー
https://fore-ma.com/products/188

国内で捕獲・解体処理された野生の鹿肉(キュウシュウジカ)をジャーキー加工。ペット用なので塩分をはじめとした調味料は一切不使用。もちろん保存料や着色料なども使用無し。ただ鹿肉をジャーキーにしただけの、極めてシンプルなペット用の無添加オヤツです。

原材料名:キュウシュウジカ(鹿肉100%)
原産国名:日本 宮崎県
保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存
内容量:100g

ジャーキー加工には、低温加熱と高音加熱の2種類があるのですが、当商品は低温で時間をかけて処理。低温のメリットは食材が持つ酵素が破壊されずに温存される点、またカリカリではなく、いくらかふんわりした仕上がりになる点です。

一方のデメリットは、低温故に殺菌効果がいくぶんか劣る点。とくに無添加であるだけに、品質の劣化は進みやすい部分があります。当商品は脱酸素材封入で劣化しにくくはしてありますが、100%ではありません。むしろ、無添加 = 保存においては100%ではないとご理解いただくのが良いかもしれません。自然界では長期保存というものは存在せず、それを人工的に解決させようとしたのが保存料などの添加物だと言えます。

尚、当商品は他の製品に漏れず、Forema スタッフが試食済み。筋トレの後などに良質のプロテイン代わりとして摂取するのがすごくヘルシーだと強く感じた次第です。

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国産 鹿のレバージャーキー 40g

鹿のレバージャーキー
国産。野生の鹿(ホンシュウジカ)のレバージャーキー
https://fore-ma.com/products/164

レバーは栄養素の宝庫。ビタミン類はもちろん、リンも豊富。カルシウムはリンと摂取する事で効率よく体に吸収されるため、例えば骨ジャーキーなどと一緒に与えると丈夫な体づくりに貢献します。もちろんバランスが大切なので食べ過ぎにはご注意を。

原材料:二ホンシカ肉(鹿肉100%)
原産国名:日本 長野
保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存
賞味期限:製造日から180日間 製造日は別記
内容量:40g

余談ながら、リンというのは野菜作りにも非常に重要な成分で、しかしながら土中(水分)に溶けにくいため、ただそこにあるだけではうまく吸収されないもの。これを溶けやすく変換するのが菌根菌の役割なのですが、近代農業では化学肥料で人工的に補おうとするため、野菜にとっては最善ではなく、土は痩せ、菌根菌は消失するという不幸を量産しています。成分そのものも重要ですが、どのようにして吸収するかが重要という好例。人間が栄養分を吸収する際も腸内細菌による成分分解/再構成というプロセスを経ていることが分かっており、土中と腸内、野菜と動物は実は同じような構造で外部から栄養を得ているわけですね。

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猪皮のドッグガム

猪皮のドッグガム
漂白剤や保存料など一切不使用。猪皮のドッグガム、国産です
https://fore-ma.com/products/181

オヤツというかドッグガムです。とっても硬いです。猪の皮は豚に比べてもさらに強靭で、まるでベニヤ板。よって活用が進んでおらず廃棄物として処分される事が大半でした。そこで何とか活用できないかと模索した結果生まれたのが当商品。(産地さんの知恵です)

ワンコが噛み噛みするアイテムとしては、牛革をつかったホワイトガム(米国産)が有名ですが、漂白してある時点で無添加路線とはズレている上、昨今増えている牛肉アレルギーのペットにとっては選択肢から除外されるという欠点があります。代替品として豚皮の品も登場しているのですが、これがほぼ中国産(※)ということで、これも除外とする人は多いです。

※中国は世界的に見ても豚の一大消費地。新型コロナの件で目立たなくなりましたが、アフリカ豚コレラの深刻な蔓延が現在進行中。

実際に私もガチガチ噛んで試してみましたが、人間の歯とアゴでは文字通り歯が立たなかったです。

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猪皮のドッグガム
Forema selectのラインナップとして4月に登場し、多くの問い合わせをいただいていた「猪皮のドッグガム 」について、先日試食しましたのでご

鹿の肺ジャーキー

鹿の肺ジャーキー
鹿の肺ジャーキー

最近登場した珍しいアイテム。鹿や猪の内臓は、皮は骨と同様に活用が進んでおらず、最後の砦として一部で注目されているのがジャーキー。人間目線からすれば、そんなもの美味しいの??となりますが、実際にワンコからの喜びは大きく、なかかなおすすめできるアイテムだと言えます。

というのも、フ菓子のようにふかふかで、かみごたえは一番気持ちよさそうでした。老犬にも優しいですね。肺ジャーキーは製品化されている事が少ないので希少性も高く、日々のオヤツに変化をつけたい時にも活躍しそうですね。

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鹿の骨ジャーキー

鹿骨ジャーキー
国産 鹿の骨ジャーキー
https://fore-ma.com/products/191

皮や内臓と同様に、骨も活用が進んでいない部位。お金を出して業者に引き取ってもらっている産地もあるのだと聞きます。そんな骨をジャーキー加工したのが当製品。ワンコと言えば骨。絵的にも最もしっくりくるのがこの品ですね。小型犬には難易度が高い場合もありますので、柴犬以上の虫〜大型犬におすすめのアイテムです。

  • 原材料名:キュウシュウシカ骨・肉(鹿100%)
  • 原産国名:日本 宮崎県
  • 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存
  • 内容量:約200g

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鹿のアバラジャーキー

鹿のアバラ骨ジャーキー
愛犬も喜ぶ天然カルシウム。鹿のアバラ骨ジャーキー
https://fore-ma.com/products/190

骨の中でも隠れた人気部位がアバラ骨。大腿骨が小型犬にとって難易度が高い一方で、アバラ骨は柔らかくパリポリいけるので、犬種を問わず利用できる点が大きなメリット。また、あばら周りというのはいわゆるスペアリブで、少し残ったお肉が抜群に美味しいという恩恵もあります。活用しなければただの骨。ペット用途に光を当てれば無添加の超優良オヤツに変貌となります。

原材料名:キュウシュウジカ(100%)
原産国名:日本 宮崎県
保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存
内容量:100g

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猪肉ジャーキー

ペット用の猪肉ジャーキー
ペット人間が食べても美味しい、ペット用の猪肉ジャーキー
https://fore-ma.com/products/199

オンラインショップでも見かけることの少ない、猪のお肉のジャーキーです。もちろん国産。豚肉に比べても高タンパク低カロリーとヘルシーで、かつ人工飼料や抗生物質、保存料などに晒されていない点もプラスです。

  • 原材料:猪肉100%(ニホンイノシシ)
  • 原産国名:日本 広島県
  • 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存
  • 内容量:40g

猪製品が少ない背景としては、元々鹿のように輸入による供給がなかった事や、国産の猪においても生息が西日本に集中している点、また昔からボタン鍋需要があり、高級食材としての地位が確立されてきたために値段が高止まりしている点などが考えられます。

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なぜ無添加が重要なのか??

無添加の鹿肉ジャーキー
保存料や着色料、その他食品添加物が無添加の国産鹿肉ジャーキー

無添加という言葉は曖昧すぎる

無添加の定義は曖昧です。添加物が全く含まれていないものが「無添加」と表記されるのは当然なのですが、例えば「保存料無添加」とか「酸化防止剤無添加」大きく書かれていると、なんとなく全体的に添加物無添加の良品だと思ってしまうのですが、実際には書いてある部分だけ無添加で、代わりの添加物がどっさり入っていたりします。(保存料無添加で低価格、かつ延々と保存しても傷みにくいというのはフェイク)

添加物で多いのは、保存料、着色料、安定剤など。さらに突き詰めると、原料となる家畜の肥育剤や人工飼料、抗生物質、さらには飼料に残留する農薬なども非常に重要な要因となります。

と書くと、「そんな事を言っていたら何も食べられんよ(笑)」となるのが定番。私もずっとそう思ってきたクチです。が、近年のアレルギーやアトピー、喘息や肥満などの自己免疫疾患(いわゆる21世紀病)の二次曲線的な伸び率の統計を見せられると、まさに戦慄。これは人間/ペットに限らず現代社会の住人に共通する死活問題だと感じています。

自己免疫疾患の影に食品添加物や農薬、抗生物質あり?

病の先進国である米国では自己免疫疾患を始め、アルツハイマーやパーキンソン病、自閉症スペクトラムの累進的な増加がいち早く進行し、呼応するように原因究明についての取り組みも進みました。

その一つが、国家プロジェクトのヒト・マイクロバイオーム計画(2007年〜)。先述の各種疾患の原因に腸内細菌が大きく関与しているようだという既知の研究をさらに深堀するため、数百億円単位の国家予算を投じて体内の細菌(主には腸内細菌)の働きについての研究が推し進められました。

結果として分かったのは、各種疾患の根本には20世紀の研究で示唆されていた通り腸内細菌が大きく関与していたという事(ヒトゲノムではなく、マイクロバイオームにこそ主軸があった)。そして腸内細菌を左右する要因として食物をはじめとする外的要因、特に添加物と農薬、そして抗生物質の影響が指摘され始めました。

人間のみならず、ペットの疾患においても近年急増しているアレルギー。老化とともに症状が悪化し始め、食べられる食材が限られてきたために鹿や猪を食材として選

日本国内においては、畜産現場の抗生物質や肥育ホルモンはアメリカやオーストラリアほど野放しではない一方で、欧州に比べるととても緩く、とくにヒト・マイクロバイオーム計画以前の知識をもとに設定された基準値がいまだ生きているなど、時代遅れ感が強い点が危ういです。

また、農業においては(JAという超特殊な背景もあり)むしろ米国よりひどく、除草剤や殺虫剤、化学肥料といった農薬の常用がほぼ無法地帯と化しているのは周知の通り。

これは残留農薬による健康被害にとどまらず、農地の破壊や野菜類の栄養価の低下、そして生態系に対しての苛烈な負荷など、先進国とは思えない惨状と断言して過言にあらず。

ウナギの激減は乱獲だと思っていました。もちろんそれも大変大きな要因なのですが、その前段階として、ネオニコチノイド(殺虫剤)がウナギの激減に大きく関

そういったものもふくめて遮断する事で、はじめて無添加と言えるのではないかと考えています。(それがいわゆるオーガニック)

その観点で言えば、野生の鹿や猪とて畑を荒らした時点で無添加とは言えない部分もあり、よって大元の農業現場を変えていくことが本当の無添加食材への到達の道なのだと思っています。

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