鹿のアバラ骨

愛犬に鹿骨(猪骨)を与えてもいいの?

最終更新日:
公開日:2019/01/30

漫画やイラストなどでは定番の組み合わせの「犬と骨」。では実際のところ、愛犬に骨を与えても大丈夫なのでしょうか? ペットの手作り食が普及してきた今、栄養バランスの面から犬と鹿骨(猪骨)について探ってみます。

骨を与えるのは間違い?

鹿の背骨
ペット用の鹿の背骨

狩猟犬の名残? 犬は骨が大好き

古来より人と犬は共存してきました。狩りに行き、協力して獲物を仕留めてきました。その名残か、元来の野生としての本能なのか、犬は骨を噛んだりしゃぶったりするのが大好きです。理由ははっきりしていませんが、遺伝的・本能的に骨を好む傾向にあるようです。

また骨についた少量の肉のにおいを嗅ぎ取っているという説や、骨の髄のにおいを嗅ぎ取っているという説もあります。

では犬に骨を与えてもいいのでしょうか?

猪骨ミックス
猪の骨ミックス
  • 内容:500g
  • 種類:ニホンイノシシ
  • 産地:主に九州〜西日本全域
  • 部位:背骨や肩甲骨などミックス

猪の骨ミックス 500g

進化の過程で犬は骨を食べてきた

これについては賛否両論のようですが、私たちは犬に骨を与えても良いと考えています。もともと肉食のオオカミを祖先に持つ犬は野山を駆け巡り、捕獲した獲物の生肉はもちろん内臓や骨も食べていました。

犬は人間と違って消化管が短く(=より肉食に適している)、そして強力な胃酸を持ってるので、硬い骨でも消化酵素によって数時間で消化することができます。

また骨にはカルシウムやリンなどの栄養成分が豊富。肉と一緒に与えることでよりバランスよく栄養素を摂取することができます。

ただ丸飲みをする恐れがありますので、与える際には側について注意深く見守る必要があります。

骨を与えることについて、良い点、悪い点をまとめてみました。

骨を与えるメリットとデメリット

鹿の骨

愛犬にとっての骨を食べるメリット

まずはメリットから。

  • 噛むことでストレス発散になる
  • カルシウム・リン・たんぱく質などの栄養素を摂取できる
  • 歯石・歯垢の予防になる
  • 噛む力を養うことで、歯や顎の力が鍛えられる
  • 骨を齧ることが好きなので喜ぶ

などなど。特に室内飼いの増えた近年ではストレス発散は重要な要素。さらには骨を噛むだけで歯垢が付きにくくなるという効果もあり、歯のお掃除が苦手なワンちゃんにとっては朗報ですね。

鹿の肩甲骨
  • 内容:400-500g目安
  • 種類:ニホンジカ
  • 産地:長野県および西日本/四国など
  • 部位:肩甲骨

鹿の肩甲骨

ミニチュアダックスの子犬,犬の素材
皆さんの愛犬は今何歳ですか? Foremaのお肉を食べてくれているワンちゃん達はシニアの子が多めですが、その子達が子犬だったのはたった10数年前

骨を与えることによるデメリット

  • 口の中が傷つく恐れがある
  • ウンチが硬くなりやすい

骨は加熱すると硬くなるので、生のや柔らかいままで与えるか、もしくは圧力鍋でホロホロにしてあげましょう。

与える量は少量で、それでもウンチが硬くなる場合はオリーブオイルを少し垂らしてあげるなどの工夫をしてみるのが良いです。

また、骨はレバーと一緒に摂取する事でカルシウムとリンの結合によって吸収が高まります。

鹿のアバラ骨ジャーキー
愛犬も喜ぶ天然カルシウム。鹿のアバラ骨ジャーキー
  • 原材料:二ホンジカのアバラ骨
  • 原産国名:日本 (福岡県、兵庫県、北海道)
  • 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存
  • 内容量:80g

鹿のアバラ骨ジャーキー

骨を与える際の注意点

与える骨の大きさに注意が必要です。小さすぎると丸飲みしてしまうので、心配なサイズになったら取り上げてください。反対側を飼い主様が持って与えると丸飲みも防げます。

硬すぎる骨は歯が欠けてしまう恐れがあります。与えすぎると便秘になりやすくなるので1日〜数日に1本程度にしましょう。

国産。鹿骨ジャーキー
  • 内容:100-240g
  • 種類:ニホンジカ
  • 産地:福岡県/広島県など
  • 部位:大腿骨

鹿骨ジャーキー

骨を使った犬ご飯レシピ

生の骨を与えるのが不安な場合や、食べてくれない場合、年齢的に難しい場合におすすめなのが、骨を使ったスープ「ボーンブロス」です。

水と骨を大きな鍋でコトコトと煮込むだけで、骨のエキスたっぷりのスープ「ボーンブロス」が完成します。簡単にできるのでぜひ試してみてください。特に大腿骨や背骨のような大きな骨を使うと美味しいエキスがたくさん取れます。

できたスープを製氷器などに入れて凍らせておくと、使いたい分だけご使用いただけるので便利です。毎日のご飯に1個乗せる、お散歩から帰ってきた時に舐めさせるなど幅広くご使用いただけます。

関連商品: 犬用 鹿のボーンブロス / 猪のボーンブロス

ペット用に売り出している鹿・猪の骨でスープを作りましたので、その全貌をご紹介します。骨って何に使うの?って気になっている人たちの参考になれば幸いです。
骨を切ってストーブにかけっぱなしのズボラレシピです。骨は体を支えるためのパーツだと思われがちですが、実際には栄養分のたっぷり詰まった優良な部位。自然界
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捨てるところなく活用したい

猪の大腿骨
猪の大腿骨

Foremaから出荷している鹿や猪の骨は、人間の都合で駆除された命を余す所なくいただくことで、殺されてしまった命に対する敬意を示し、無駄にはしないという想いで商品化しています。

国内の野生の鹿や猪を、保健所から営業許可を得た野生鳥獣解体所で適切に処理して出荷しています。部位によってはお肉も残っているのでわんちゃんの食いつきも良いとご好評をいただいております。

関連商品

鹿のボーンブロス

犬用/猫用の鹿ボーンブロス

国産野生種の鹿の骨を、何も加えずただグツグツと煮込みました。

老犬、老猫の水分補給、必須アミノ酸/ミネラルの補充に是非!

※猪に比べるとライトな仕上がりです。

https://fore-ma.com/products/deer-bone-broth

グツグツ煮込んだ猪骨スープ(ボーンブロス)

骨は食べたもの全てが凝縮される重要な部位。人工飼料の一切入っていない、野生種の骨を煮込んだ猪のボーンブロスです。

https://fore-ma.com/products/367

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