タイリクオオカミは外来種か? 狼再導入について

日本人が100年前に絶滅させてしまったニホンオオカミ。鹿や猪が激増する中、タイリクオオカミによるオオカミ再導入の議論が進んでいます。そこで争点となっている「外来種(タイリクオオカミ)を持ち込んで大丈夫なのか?」という問題。これ関連して、新たな洞察がありましたので紹介します。(後半で触れます)

※オオカミは危ないからダメ、という平和ボケしたような愚論は論外としています。

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ニホンオオカミ絶滅と獣害増加は無関係?

日本では90年代半ばから獣害が目立ち始め、今では人の手に負えないほど鹿・猪の個体数が増加。国を挙げて解決すべき課題となっています。鹿・猪が激増した原因としてニホンオオカミの絶滅が指摘されており、私も頂点捕食者不在の現状に強い危機感を持っています。

一方で、ニホンオオカミが絶滅してから鹿・猪が急増した現代までの時差は100年近く。オオカミと獣害は無関係との声も少なくありません。この点については、色々な意見や事柄を踏まえながらまとめてみたいと思います。

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オオカミ再導入について、別の視点から

​以前、狼フォーラム及び、国内へのオオカミの再導入について書きました。

オオカミフォーラムに行ってきました

私個人としては、オオカミ再導入論に対して肯定的に捉えていますが、これに関連して別の価値観に出会えたのでご紹介。具体的には下記の著書です。

ニホンオオカミは生きている(西田智 著)

ニホンオオカミは生きている

この本は九州の祖母山系でニホンオオカミらしき生き物に遭遇し、間近に撮影した民間研究者の西田さんによるもので、普通にアウトドア手記として読んでもまあまあ面白いです。

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オオカミフォーラムに行ってきました

少し前の話ですが、日本オオカミ協会主催のオオカミフォーラムが広島で開催されたので、講演を聞きに行ってきました。

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リャンコ大王 ニホンアシカ

かつてリャンコ大王と呼ばれて恐れられた巨大なニホンアシカが存在しました。ニホンアシカというのは、世界に生息するアシカ(カリフォルニアアシカ・ガラパゴスアシカ・ニホンアシカ)の中の一種類で、かつて千島や樺太を含む日本近海に生息していました。過去形なのは、すでに絶滅したとの見方が濃厚だからです。

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害獣とオオカミ再導入

農作物被害、森林被害の対策として

日本中で進行する野生鳥獣被害、中でも鹿と猪による農作物被害は深刻で、被害総額は年間で200億円を超えています。この額の算出はあくまで農家からの申告ベースで、これは損害保険を申請する際に申告されたもの。それ以外の表に出ない被害を含めると数倍に及ぶのでは無いかと思われます。

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ニホンオオカミについて

ニホンオオカミの絶滅は、鹿害が増えた一因としてしばしば指摘されます。
しかしながら、そもそもニホンオオカミとは?

(写真: By Various Contributors – http://www.baxleystamps.com/litho/meiji/chry_1_2.shtml, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=12276146 )

ニホンオオカミは世界中に生息するオオカミの亜種で、本州、九州、四国に生息。北海道のエゾオオカミとは亜種という間柄です。

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