こんにちは。
この頃さらに充実してきた犬の手作りご飯コーナーから、オススメのレシピをご紹介します。
手作り食人口もどんどん増え、それにあわせてビギナーさんの数も増えている様子。少しでもお役に立てれば幸いです。
目次
鹿肉を使った犬ごはんレシピ
家族と一緒に♪えび玉
調理師で、ペット食育士の資格も持つ bonheur_wan さんのレシピです。
食物繊維の豊富なきくらげを使用。腸内環境を改善する要素として昨今しばしば耳にするようになったプレバイオティクス。その代表格は食物繊維です。ただし食物繊維は総称なので、いろいろな食材(主に野菜)から複合的に摂取するのが良いですね。
犬がどこまで野菜類を消化できるのかという点は議論が分かれるところかと思います。が、小腸の酵素で分解できなかったものは大腸に送られ、そこで分解を担当するのは犬の酵素ではなく、そこに生息する腸内細菌たち。
生息する腸内細菌は個体差が大いのですが、その個体が何を食べるかによって大きく増減していくので、特定の食材を少しずつ食べ慣らしていくことでそれを餌にする腸内細菌が増殖し、消化しやすくなる事が多いです。そしてそれは人間も同じ。
小エビととろろ昆布のおうどん
引き続き bonheur_wan さんのレシピから。解説文を引用します。
手作り食が初めての子にはいつものフードにごく少量のトッピングから始めてあげて下さいね。いきなり手作りに変えてしまうと、消化不良を起こし軟便になってしまう子もいるようです。新しいフードへの切り替えと同じように、少しづつ手作りの割合を増やしていく方法をおすすめいたします。
https://blog.fore-ma.com/
消化不良を起こすのは、先述のように、それを消化するための特定の腸内細菌が十分に生息していないからかもしれません。たとえば、大豆由来の成分を餌にするエクオール産生菌と呼ばれるグループの菌たちは、納豆を食べ続けると腸内でぐんぐん数を増やし、食べるのをやめると元に戻ります。腸内細菌がどう育つかは、宿主が何を食べるかにかかっています。
鹿ミンチでガランティーヌ
もはやペット用とは思えない創意工夫と手間隙。素材を、由来も含めて厳選する uchino_inumeshi さんのレシピ。日々のわんこご飯全般に想いが込められており、食と人生観が隣り合わせである事を改めて感じさせる制作者さんです。
時代は自短レシピですが、食は本来時間がかかるもの。手間暇かけて食材と向き合っている時に、初めてその背景に思いを馳せる瞬間がやってくるのではないかと思います。ファーストフードでそれを感じる瞬間はなく、だから簡単に廃棄という選択につながってしまうのかもしれませんね。
猪肉を使ったレシピ犬ごはんレシピ
猪肉と菜の花のおじや
栄養素豊富でデトックス効果もあるらしい菜の花と、実は冬から春が春のセロリを使った猪レシピ。
野菜に春があるように、猪も季節による違いが大きくあります。冬の時期はどうしても脂が乗ってくるのですが、自然界の捕食者は冬にそれを捕食するように進化してきているので、その季節の成分はその季節に必要とされるものだと理解して概ね問題ないように思います。
真夏に、ぼってり脂の乗った猪を誰も食べたがらないのと同じですね。(..たまにいるけど健全ではない印象)
猪肉と野菜のチャーハン
カルシウムの豊富な小松菜を使用した猪レシピ。鹿や猪は体臭の強い個体もいるのですが、ワンコにとっては魅力的な場合も多く、それを利用して苦手な野菜を食べてもらうというテクニックもあるのだとか。
鹿・猪のウェットフードを使用したレシピ
蒸し野菜のウェットフード添え
Foremaのオリジナルウェットフード「Forema Nature鹿」を使用したレシピ。Forema Natureは「ペットさん定期便」で使用している鹿や猪のミンチをそのまま使用したウェットフードで、そのままでも使えるのですが手作りごはんの食材としても使用できます。
トマトジュースでガスパチョ
同じく、「Forema Nature鹿」を使用したレシピ。ガスパチョ。ガスパチョってなんや?という人も少なくないと思いますが、簡単に言うとスペインあたりの冷たいスープです。カルパッチョ、ガスパチョみたいなノリでいいんじゃないでしょうか?(知りませんけど)
トマトはまれにアレルギーが出る個体もいるので、ごく少量からのスタートを推奨。そしてりんご酢と鹿肉。長生きできそうなレシピですね。
猪肉と野菜のゼリー寄せ
こちらは鹿ではなく、猪のウェットフード「Forema Nature猪」を使用したレシピ。ウェットフードを、ただそのままウェットフードとして使うのではなく、オリジナルのウェットフードにアレンジして健康度数を高めている稀有なレシピです。
他にもいろいろあるのですが、ひとまずはここまで。犬ごはんレシピ一覧は下記からご参照ください。↓↓↓
株式会社Forema(フォレマ) 代表。生態系保全活動の傍ら、自社ラボで犬と猫の腸内細菌/口腔細菌の解析を中心に、自然環境中の微生物叢解析なども含め広く研究を行なっています。土壌細菌育成の一環として有機栽培にも尽力。基本理念は自然崇拝。お肉は週2回くらいまで。