プランクBBQの板

プランクBBQの板

最終更新日:
公開日:2017/07/26

以前、BBQ協会の方の技術指導のもと、プランクBBQに挑戦し、とてもよい結果をえられたのですが、これに味をしめ、いや、これをきっかけとして、Foremaでも「プランクBBQの板」の取り扱いが始まりました。

なぜなら!

杉の無垢板ってなかなか売ってないんですね。板だけならホームセンターにもあるのですが、合板(接着剤含有)だったり、加工済み(コーティングや防腐剤)だったりと、プランクBBQには使えないものばかり。あったとしても高級なものばかりで、火にくべる用途にあらず。板の調達に困った自らの経験を元に、自社で商品化する流れとなりました。

(※販売は終了しました)

以下、商品概要です。

縦: 18cm
横: 30cm
厚さ: 1cm
材質: 杉
産地: 広島県
状態: 無垢材。防腐剤なし。
用途: プランクBBQ

鹿モモ肉でプランクBBQ
先日発売された「毛利の鹿BBQセット」の商品撮影ロケでプランクBBQを行いました。

そもそもプランクBBQって何かね?という人も多いかと思いますので、以下、順に説明を。

プランクBBQとは何か?

鹿モモのプランクBBQ
鹿モモ肉をプランクBBQで調理。赤みの柔らかさそのままのジューシーな仕上がり。

プランクBBQは、木の板を使ったBBQの調理法です。木の板は英語でWood plank(ウッド プランク)。そのままのネーミングですね。

木の板の上に食材を置いて加熱する、一見すると意味不明なやり方ですが、本場アメリカではスタンダードな方法なのだそうです。

木の板の上に置く事でじか火が避けられ、板を通しての下からの熱と、全体を包む空気熱でやんわりじんわりと全体に熱が通リます。どんな食材にも適しており、オーブンのような仕上がりが、とても簡単に得られます。

プランクBBQの手順

1.木の板を水に漬ける

ウッドプランク水没中
木の板、ウッドプランクを水に浸す。最低一時間。燃えにくくする前処理。今回は清流に浸したが、酒や白ワインに浸す贅沢Ver.もあり。

木の板が燃えないよう、事前に水につけておきます。板の芯まで水がしみ込むよう最低でも1時間は浸しておきます。清流沿いであれば川の 水に浸しておくとアウトドア感が加速します。この時、お水ではなく日本酒や白ワインなどの酒類に浸すという贅沢な方法もあり、これによって調理時にお酒の香りと杉の香りが調合。大人たちが大喜びするシーンに出会う事は不可避となります。

2.コンロの炭を弱火に

コンロの炭をならして弱火にしておきます。この時大きめのコンロであれば弱火ゾーンと、火のないエスケープゾーンを用意しておく事で火力の調整が容易になります。

3.木の板設置と食材配置

鹿肉を並べる
鹿肉を並べる。炭は弱火に落ちつけておく。板を水に浸したおかげで当面は延焼しない。

網の上に木の板を設置します。エスケープゾーンがある場合は、炭とエスケープゾーンの中間あたりに設置します(空気対流の真ん中)。その上から食材を配置していきます。この段階で岩塩を振ったり、オリーブオイルやバターの塗布をしておくのもOK。お肉の場合、お肉の上にジャガイモなどの野菜類を置いておくと、これが事で火の通り具合を確認するためのバロメーターになるので便利です。

4.蓋をして待つ

蓋をして燻す
蓋をして燻す。蓋つきグリルが望ましいが、ない場合は代用品でいい。準備が楽でとても助かる。

配置が終わったら蓋をします。蓋つきオーブンだと便利ですが、ない場合はボールやアルミホイルで代用しても問題ありません。大きなオーブンは大きくて重く、少人数のファミリーキャンプだと現実的ではない側面も。100均などで売っているレジャートレイなどは、まさにこの為にあるかのようなぴったりアイテムなのでオススメです。

5.満を辞してオープン

鹿モモ肉でプランクBBQ
広島県産の鹿モモ肉を使ったプランクBBQ。

食材の大きさにもよりますが、だいたい15〜20分くらいでオープン。この状態でさらに2,3分置くことで、お肉内部の余熱で芯まで火が通ります。

この方法が優れている点として、じか火ではないので失敗しにくい事。多少焼き過ぎても硬くならず、また加熱が足りなければ再び蓋をすればいいだけ。放置プレーでもなんだかんだで上手くいくのが大らかで嬉しいところです。

また、簡単なのに仕上がり具合は上々で、とても柔らかくて美味しいです。絵的にも素晴らしく、無条件に盛り上がるので大人も子供も喜ぶ楽しい時間に出会えます。

木の板は2〜3回は使えるので、その意味でも事前の水没は念入りに。ここが甘いと焦げやすくなるのでリサイクルが難しくなります。

どういう食材に向いているか

鹿モモのプランクBBQ完成
鹿モモのプランクBBQが出来上がり。火の通りが甘い場合はこのまましばらく寝かせて余熱で芯まで火を通す。

お肉、お魚、野菜でそれぞれ可能ですが、メインの周りに野菜を配置するのが絵的にもオススメです。

「表面カリカリ、中身はジューシー」という言葉がありますが、プランクBBQの場合は外から中までオールジューシーという、どこか女性的な仕上がりに。よってForemaとしてはやはり鹿肉を使うことをオススメします。

鹿肉は柔らかい赤身が特徴ですが、火加減が難しく、BBQの現場だと硬くなり過ぎて初心者には使いにくいという側面があります。これは高温加熱だと硬くなるという鹿肉の特性が原因ですが、プランクBBQだとモーマンタイ(無問題)。放置していても鹿肉に丁度いい加熱となり、プロの料理人のような仕上がりになります。これは女性ウケが大変良く、特に男性陣にはしっかりマスター頂いて、おもてなしの腕を磨くことをオススメします。

尚、鹿肉は淡白なので、自家製ソースなどを事前に準備しておく事を推奨しますが、ない場合はスーパなどでちょっと高級な既製品を購入しておくのも良いです。お子さんの場合は岩塩や塩胡椒を振り、上をチーズでトロトロにするだけで喜びます。

以下、コマーシャル。

ジビエBBQ関連商品のご案内

毛利の鹿!ジビエBBQセットLサイズ 6.5kg

お肉丸かじり
男ならカブリつけ!お肉に心揺さぶられた本能の逆手持ち。本職はお花屋さん。

鹿モモブロックや煮込み用のスネ肉がどっさり届く、大人数向けのジビエBBQセット。20人前後でも十分なサイズ。ブロックなので自由にカットしながらメンバーやレシピに合わせたアレンジが可能。

https://fore-ma.com/products/112

毛利の鹿!ジビエBBQセットSサイズ 2.5kg

広島産の鹿モモ肉
鹿モモブロックがどっさりとどく、毛利の鹿ジビエBBQセット。写真は2.5kgほど。

鹿モモブロックがどっさり届く、大人数向けのジビエBBQセット。こちらは10〜12人くらいを想定。

https://fore-ma.com/products/111

ジビエBBQ4種セット

ジビエ盛り合わせ
初心者にも優しい、オールスライスの4種セット。少しずつお手軽に。

初心者でも安心のスライスセット。鹿、猪の計4部位が楽しめる贅沢チューン。鹿肉スライスはじかびより鉄板やフライパン、ウッドプランクなどを使用することをオススメします。

https://fore-ma.com/products/62

プランクBBQの板

ウッドプランク 杉板
BBQで活躍するウッドプランク。広島県産の杉の無垢材。防腐剤や接着剤不使用の天然素材。

当記事でさんざん紹介したプランクBBQ用のアイテム。広島県産。

https://fore-ma.com/products/121

鹿ロースのプランクBBQ
急速に春めいて来た2018年3月7日、西中国山地国定公園の一部、広島県の旧羅漢山山頂でプランクBBQを行って来ましたのでレポートします。

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