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愛犬の歯は大丈夫?噛み合わせが悪い原因とケア

最終更新日:
公開日:2021/06/03

皆さんは愛犬の歯が何本あるかご存知ですか?

ワンちゃんの歯は乳歯から永久歯に生え変わりますが、永久歯は42本あります。人間の歯が28~32本に対し10本以上も多いんです。

人間と同様、ワンちゃんも噛み合わせは重要で、日常生活に支障をきたす場合には矯正することもあるんです。その一方で、本来であれば好ましくない不正咬合(上下の歯がきちんと噛み合っていない状態)の噛み合わせをスタンダード(標準)とする犬種が存在しています。

良い噛み合わせと悪い噛み合わせの違いや、どうして噛み合わせが悪くなるのか?治療や日々のケアについて詳しくみていきましょう。

良い噛み合わせ?悪い噛み合わせ?

骨髄ジャーキー粗割を噛み締める小次郎さん
骨髄ジャーキー粗割を噛み締める小次郎さん

シザーズバイト(鋏状咬合)

犬の正しい噛み合わせとされています。ハサミの刃のような噛み合わせになっていて、上の前歯の裏面に下の前歯の表面が接触し、下顎の犬歯は上顎の犬歯の前にすっぽりとはまります。多くの犬種はこの噛み合わせです。

レベルバイト(切端咬合)

上下の歯の先端がきっちりとかみ合う噛み合わせで、水平咬合とも呼びます。

アンダーショット(下顎突出咬合)

口を閉じたとき、下の前歯が上の前歯の前に出ている状態で、反対咬合とも呼びます。いわゆる”受け口”のことで、ブルドッグやパグ、ボクサーなどの犬種ではスタンダードです。

オーバーショット(上顎突出咬合)

口を閉じたとき、上顎が下顎の前に出ている状態で、上下の前歯の間に隙間ができる噛み合わせです。いわゆる”出っ歯”のことで、異常被蓋咬合とも呼びます。

不正咬合になる原因とは?

Two French bulldog puppies are sitting in a basket on an abstract fuzzy background.

シザーズバイト以外の噛み合わせは不正咬合の状態です。

それではなぜ不正咬合になるのでしょう?

遺伝

親犬が不正咬合の場合、生まれてきた子犬にも遺伝する可能性が高くなります。

乳歯遺残

本来、抜け落ちるはずの乳歯が抜けずに残ってしまい、永久歯が正常な位置に生えてこない為に起こる状態です。

外傷

子犬の時に顎を脱臼したり、骨折したりなど外からの影響によって顎が変形し、歯の成長が阻害された場合に起こります。

作為的な繁殖

ブルドッグ、パグ、ボクサーなどの犬種は「受け口」であるアンダーショットが理想的な容姿とされている為、人の手によって作為的に改良されました。

噛み合わせが悪いとどんな症状があるの?

不正咬合であることにより、日々の生活の中で困ることがあります。

食べ物が食べにくい

噛み合わせが悪いと、食いちぎれるものが食いちぎれなかったり、口の中ですり潰すことができなかったり、隙間からこぼれてしまったりするため、丸飲みするようになります。

口の中が傷つきやすい

歯が歯肉や舌に当たってしまい、頻繁に口の中を傷つけてしまいます。

歯周病のリスクが高い

歯並びが悪いと、歯と歯の間に歯垢が溜まりやすく、歯周病のリスクが高くなります。

日々の工夫とケアについて

丸呑みしても大丈夫なサイズのフードを与える

お肉やジャーキー類は丸呑みしても大丈夫なサイズにキッチンバサミなどで小さくカットして与えてください。ドライフードは小粒タイプを選ぶか、少しふやかすと食べやすくなります。

口の中を定期的にチェックする

日々のコミュニケーションとして愛犬の口を触り、歯の汚れや口臭、傷がないかなどをチェックしましょう。毎日チェックすることで、小さな変化に素早く気付けるようになりますし、触れ合うことでワンちゃんも喜んでくれます。

歯周病にならないよう歯磨きは隅々まで

歯ブラシじゃなくても、タオルを指に巻いて擦るだけでも効果があります。まずは前歯だけやってみて、できたら褒めるを繰り返し、少しずつ歯磨きに慣らしていきましょう。

歯磨きが難しいようなら歯磨きガムでもOK

お口の中を触られるのを嫌うワンちゃんも多いので、難しい場合は歯磨きガムなどでもOKです。その場合、そのままポイっと与えるのではなく、反対側は飼い主が持って引っ張りあいこする感じにすると噛む回数が増え歯垢が落ちやすくなります。

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動物病院で矯正・抜歯をしてもらう

動物病院で全身麻酔をかけ歯の矯正、または抜歯をすることで改善します。

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「口がにおうから、愛犬のお口ケアのために歯みがきを頑張りたい!」 だけど、嫌がって噛んでくるからうまくできない…。という飼い主さんは多いです。

【まとめ】噛み合わせと日々のケア

不正咬合は遺伝や改良による生まれついての噛み合わせの悪さも多く、それによって食べにくい、歯周病のリスクが高いなど生活する上で不便なことはあるでしょう。飼い主さんの工夫やケアも必要になります。

治療としては矯正、抜歯がありますが、ワンちゃんに負担のかかるものなのであまりお勧めはできません。

命に関わることではありませんので、その子の個性ととらえ、付き合っていくのが良いかもしれませんね。

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