ここ広島は、市のロゴにも川のモチーフが用いられているほど川が多い街で、この時期市内の川沿いにはソメイヨシノが見事に咲き誇ります。この時期だけは実にたくさんの人達が河川敷や公園などにレジャーシートを広げてお酒や食べ物を持ち寄って集い、薄ピンク色の桜の花を眺めて楽しんでいます。
物騒なニュースが日々流れてきてざわついている中、こういった朗らかに桜の花を仲間達と集い楽しむような平和な風景がずっと続きますように、と願った人は少なくないのではないでしょうか。
春が大好きな私も先週末のお休みに、1か月近く前から友人達と計画していた『お花見ジビエ』を開催しました。使うお肉はALLジビエ肉というお花見です。
曇り、、むしろ、やや雨模様だったのでタープなどで快適に過ごせるようにセッティングをして決行し、子供から大人まで30人以上集まって満開の桜をジビエ料理と共に楽しみました。
↑※ライトとBGM用のスピーカーはミニソーラーシステムの自家発電の蓄電したものを使いました。
企画者の一人である私は料理担当だったので、ジビエ肉を調達して1週間以上前からアイスヴァインや燻製を仕込み、なるべく生肉は取り扱わないようにするスタイルで行いました。ただBBQとして焼くだけでも良かったんですが、それは一部だけにして、ジビエ肉の多様性も知ってほしいという気持ちからビュッフェ風に。。
鹿カタ肉の燻製。鬼の仕込みwww
↓スライスしてサラダとレモン汁、トマト、マスタード、クリームチーズなどと一緒に挟んでジビエサンドウィッチに♪ワイン片手にペロリと食べれるスナックサンド的なやつです。
↑猪肉のアイスヴァインをスライスして、お友達が即席で作ってくれたセロリときゅうりの爽やかソースをたっぷりかけました♪これが、お酒に合うんです!美味しかった!
↓猪モモ肉と鹿モモ肉のミンチを使って、スナップエンドウと一緒にキーマカレーにして、バゲットに乗せて食べました。トマトスライスがいい仕事してました。
友達親子も手伝ってくれたキッチン部隊♪みんなでお料理するのは楽しいですね。
特に鹿肉燻製スライスは子供達が思いのほかとても気にいってくれて、キッチンへ来ては何枚か持って行って食べていました。素直で自由で子供っていいなぁ。
他にも、写真は撮り忘れていましたが、アイスヴァインを使った春野菜のパスタ、鹿ミンチのボロネーゼ、猪バラ肉を使った白菜鍋ピェンロー、猪スネ肉スライスときのこのアヒージョ、アイスヴァインとキャベツの炭火でトマト煮込み、アイスヴァインのポテトサラダなどなど、、、、
途中で、友人のファイヤーダンスもあったり、そんなこんなで宴は深夜4時まで続きました。。
この日、ここの河川敷の桜達は運よく満開で、それに加えて春の訪れでもある温暖前線と湿度の関係か、街中ではとてもめずらしい濃霧が発生し、とてもとても幻想的な夜でした。朝方にはひらひらと桜の花びらが舞い落ちてきて、美しい宴の締めくくりになりました。
そんな朝方までみんな元気だったのも、天然のジビエ肉の恩恵かもしれませんね。
自然があってこその食であり、生命であるということ。美しい環境があるから、天然のお肉がこんなに美味しいのだということ。美しい花が咲き誇れば、人は喜び集うということ。美味しい料理などを通して全てのことはつながっているということを実感せずにはいられない一日になりました。
これから、さらに温かくなってアウトドアを楽しむ機会も増えてくると思います。昨今じわじわブームになりつつある『ジビエ肉』―キャンプやBBQの際にもその場を彩ってくれるのではないでしょうか。
やっぱり自然と猫が好き。