愛犬・愛猫(犬/猫)用に無添加のお肉需要が高まっています。一般的なのは馬肉ですが、近年はジビエに注目が集まっているのは周知の通り。今のところ鹿肉が主流ですが、今回はあえて猪のお肉について触れたいと思います。
目次
愛犬・愛猫に猪のお肉はOKか?
滋養強壮に有効な猪肉
アレルギーのある犬・猫の飼い主を中心に、愛犬・愛猫用ジビエ=鹿肉という概念ができているように感じますが、無添加の野生肉という観点では猪のお肉も同様の背景があります。むしろ鹿よりも猪のお肉の方が好きという犬もいるほどで、特に猟犬の血が濃いほど猪肉への嗜好が高い印象があります。
鹿肉が好きな犬も猪が好きな犬も、共通しているのは食べ始めると元気になり、毛並みがとても良くなるということ。並みのドッグフードとは喜び方が違うのだと多くの飼い主が口を揃えます。
- 内容:500gパック x 2
- 種類:ニホンイノシシ
- 産地:西日本/九州各県/四国各県
- 部位:切り落とし混合
与え方は加熱か?生肉か?
生肉という選択が増えているが..
犬種やサイズによる偏りは多少あるようにも感じますが、少なくとも大型犬の飼い主は「犬は生肉がいい」と口を揃えます。オオカミをはじめ野生のイヌ科の動物を見ても明らかなように、犬(イエイヌ)も本来生肉を食べて生きてきた進化の過程があります。それもごく近世まで。逆に言うと火を使う人類以外の肉食動物は、全て生肉を食していると断言していいでしょう。
ただし生肉にはリスクがあります。2023年の現在、行政からの指導により、人間用、ペット用問わず、「生食用」という表記での販売はできなくなっています。
関連商品: 猪肉ドッグフード「Forema Basis 猪」
関連記事:猪肉ドッグフード「Forema Basis猪」販売開始
加熱であっても滋養競争の効果は得られる
加熱した猪肉であっても栄養は十分。Foremaからモニターとしてサンプル提供した老犬たちは「ずっと餌に興味がなかったのに、猪にしてからすごく反応が変わった」「冷凍庫から出した時点で大喜びする」といった劇的な回復を見せています。
鹿肉が好きな犬も猪が好きな犬も、共通しているのは食べ始めると元気になり、毛並みがとても良くなるということ。並みのドッグフードとは喜び方が違うのだと多くの飼い主が口を揃えます。
- 内容:100gパックx5
- 種類:ニホンイノシシ
- 産地:中四国および九州エリア
- 部位:混合
猟師さんから聞いた話
「犬には猪肉!」と豪語する
犬追い猟をやっている知人の猟師さんから聞いた話ですが、犬には猪が一番合っているのだとか。もちろん犬種にもよるのだと思いますが。
少なくとも猟犬ルーツの犬と猪肉は相性が良いのかもしれません。猪を食べている犬は、毛並みや肉体が充実しており、「見ただけで分かる!」とまで言い切っていました。
その猟師さんのエリア(かなり山奥)では、時に山を駆け回っている半野生のような犬もいるらしく、そういうのと出会った時など「あぁ、こいつら食っとるな..」というのが一目瞭然なのだとか。もちろん犬たちが自らハンティングしているのでしょう。
そういう背景があるため、犬が自由に野山を闊歩している一部の奥地エリアでは野生動物は里に降りてこないのだそうです。犬の放し飼い禁止が徹底された80年代と獣害増加時期のタイムラグが10年ちょっとしか開いていないのは偶然ではなさそうです。
愛犬・愛猫には鹿肉か、猪肉か?
両方でいいじゃないか
では、愛犬・愛猫に与える際、鹿肉と猪肉のどちらを選ぶのが良いのでしょうか?それは犬に合う方(もしくは両方を交互に?)をどうぞ。栄養成分的に鹿をすすめる獣医さんも多いようですが、結局は犬の好みや体質に合うか合わないかの方が重要なように思います。
脂肪を控え、高タンパク低カロリーに徹するのであれば赤身主体の鹿肉が適していますし、豚肉アレルギーがある場合もやはり鹿肉という選択が妥当です。
一方で、豚アレルギーがあっても猪には反応しないという事例もあり、一概な判断が難しいのも確か。アレルギー反応はアレルゲンが原因という事になっていますが、アレルギー反応の引き金を引いているのは免疫機能の不具合という側面も大きく、抗生物質を含む人工飼料や肥育ホルモン(腸内細菌への悪影響が懸念される)とは無縁な猪肉が豚肉よりも体に優しいという事なのかもしれません。(猪を家畜化したのが豚)
関連商品: ペット用の鹿肉/猪肉商品一覧
狩猟犬は猪肉が好き!?
これまで多くの事例を見てきた印象では、猟犬系をはじめ、柴犬や紀州犬といった元種に近い個体ほど猪との相性が良い傾向があります。逆にトイ・プードルをはじめとする愛玩色の強い小型犬は猪が苦手(厳密には猪の脂肪分??)な事が多いです。
具体的には、よく食べるけれどお腹を壊す、といった事例が目立ちました。それらも慣れてくれば解消する事が多いのですが、飼い主さんとしてはやはり驚いて「猪はうちの子には合わない..」となるようです。
- 原材料:猪肉100%(ニホンイノシシ)
- 原産国名:日本 広島県
- 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存
- 内容量:40g
愛犬・愛猫用の猪肉の販売について
Foremaでは愛犬・愛猫用に鹿肉、猪肉をご用意しています。単価は馬肉より高くなりますが、人工飼料皆無の完全野生状態のものばかりです。以下にいくつかご紹介しますので、ご興味があればECサイトをご参照ください。
- 内容:鹿肉500gパック x 1 / 猪肉500gパック x 1
- 種類:ホンシュウジカ / キュウシュウジカ / エゾシカ / ニホンイノシシ
- 産地:西日本/九州各県/四国各県/長野県/北海道
- 部位:切り落とし混合
お肉ではないですが、猪の皮を使ったドッグガム。牛肉アレルギーがあるけれど豚肉(ほとんどが中国産)は使いたくない、そんな飼い主さんからの需要が多い商品です。↓↓↓
- 内容量:50g(3〜6枚目安)
- 生産地:福岡県
- 種類:ニホンイノシシ
保存料や着色料、その他添加物を一切使用していない猪肉のウェットフード、Forema Nature 猪。↓↓↓
- 内容量 100g
- 原材料 猪肉/水/寒天のみ
- 部位 混合
- 猪の種類 ニホンイノシシ
- 猪の詳細 西日本を中心とする国内で捕獲された野生種
- 原産国 日本
- 形状 レトルト(加熱殺菌処理済み)
- 保存方法 開封前は常温/開封後はすみやかに使用
- (高温になる場所、日の当たる場所での保管はお避けください)
- 備考 保存料や香料、その他添加物は一切使用していません。
- 用途 犬用もしくは猫用のウェットフード
また、国産に鹿肉・猪肉を愛犬・愛猫用に安定供給する定期便「ペットさん定期便」をお申込みいただければかなりリーズナブルにご購入いただけるのでオススメです。毎回違う産地の鹿・猪が届き、季節や風土の違いを感じられるサービスとなっています。これをきっかけに日本の山林にちょっとだけ思いを馳せていただければと思っています。
株式会社Forema(フォレマ) 代表。生態系保全活動の傍ら、自社ラボで犬と猫の腸内細菌/口腔細菌の解析を中心に、自然環境中の微生物叢解析なども含め広く研究を行なっています。土壌細菌育成の一環として有機栽培にも尽力。基本理念は自然崇拝。お肉は週2回くらいまで。