鹿肉は美容食です。一般的に言われている内容をまとめると、以下のような感じです。
- 高たんぱく
- 低脂肪低カロリー
- ビタミンB2が豊富
- ビタミンB3が豊富
- ビタミンB6が豊富
- カリウムが豊富
- 鉄分が豊富
- 亜鉛が豊富
となります。
最初に結論を書きますが、これらの成分は、野菜や海藻、魚介類などのヘルシーフードで十分に摂取できます。
ただ、
- 時にはお肉も食べたい
- しかもたくさん食べたい
- できれば頻繁に食べたい
といった「願望」が芽生えた時には、牛肉ではなく「鹿肉という選択」によって「願望」が達成しやすくなります。ここに鹿肉の、美容食としての存在価値があります。
以下、順に説明していきます。
高タンパク、低脂肪、低カロリー
人体の多くはたんぱく質でできており、たんぱく質の摂取は必須です。ただ、食べた分カロリーも摂取してしまうという宿命に近い側面があります。これを回避するのが高タンパク低カロリーな食材で、アスリートに御用達のプロテインなどはその代表格です。そして鹿肉にも、プロテインと同じように高タンパク低カロリーという性質があります。
牛肉との比較だとカロリーは半分〜3分の1、脂質は10〜15分の1。
鉄分が豊富
鉄分は主として赤血球を作り出すのに必要な成分です。鉄分はお肉や魚などから摂取できるヘム鉄と、野菜類などから摂取できる非ヘム鉄とにわかれ、前者 ヘム鉄の方が体への吸収がされやすいと言われています。鉄分が不足すると貧血や息切れ、頭痛や疲れが出やすくなるため、ダイエットとしてエクササイズを日課としている人にとっては死活問題ではないでしょうか。
亜鉛が豊富
たんぱく質の合成に役立つと言われています。体外に排出されやすいため、こまめな摂取が望まれます。
カルシウムの吸収を助けるため、間接的に骨粗鬆症の改善など、骨の強化に貢献しており、また何を食べても美味しくない味覚障害も亜鉛の欠乏が要因であることが知られています。
不足する事により、男性の場合は性機能低下につながるそうです。
ビタミンB2が豊富
ビタミンB2は別名リボフラビンとも呼ばれ、代謝のビタミンと表現するされる事もあります。脂肪や炭水化物などの代謝を促すとともに、赤血球や抗体の形成を促す役割もあります。体内に備蓄ができず、理想的には毎日摂取の必要がありますが、通常の肉類や卵、チーズ、その他緑黄色野菜の摂取でも効果があります。
ビタミンB6が豊富
ビタミンB6はたんぱく質からエネルギーを生産したり、アミノ酸の代謝の役割を果たす事で知られています。日常の食生活で摂取できますが、特にたんぱく質を多くとる人(意識的に運動している人など)には必要とされる成分ですね。
ビタミンB3が豊富
熱に強く、糖質や脂質、たんぱく質の分解、代謝に不可欠な栄養素です。他の食物からも摂取できますが、鹿肉にも豊富に含まれています。
カリウムが豊富
カリウムは人体における必須元素で、神経伝達の役割を果たします。高血圧の予防や筋肉の収縮をスムーズに。腎臓の老廃物排泄。
つまり鹿肉はヘルシーな美容食
牛肉との比較において全体的にヘルシーなのが鹿肉の特徴。人工飼料で育っていないため、アトピーなどのアレルギー反応が出ないという話もよく聞かれますが、ことが医療に関わる分野であるため、あくまでそういう話がある、といった程度の言及にとどめておきたいと思います。
..というわけで、美容食としの鹿肉の魅力、いかがでしたでしょうか?
味も美味しく料理もしやすい上、牛にも豚にもない独特の質感が味わえるオンリーワンな食材です。
現在はペット用のみの取り扱いとなりますが、下記に商品一覧を記載しますのでご参照ください。
株式会社Forema(フォレマ) 代表。生態系保全活動の傍ら、自社ラボで犬と猫の腸内細菌/口腔細菌の解析を中心に、自然環境中の微生物叢解析なども含め広く研究を行なっています。土壌細菌育成の一環として有機栽培にも尽力。基本理念は自然崇拝。お肉は週2回くらいまで。