小瀬川の星空 廿日市市

清流でジビエ 「野営の人 Vol.4」

民間の小規模アウトドアイベント、「野営の人 Vol.4」にジビエ食材を提供させていただきました。今回は独身男女が主体(?)という今風の趣旨も加わり、ドラマチックな野営だったようです。

このイベントが行われたのは世界遺産の厳島を要する広島県廿日市市の山間部。小瀬川上流部の砂地です。6月下旬には蛍が乱舞する恵まれた環境で、この近辺の「赤なめら沢」ではmont-bellのアウトドアイベント(シャワークライミング 広島)が予定されています。

斜度の緩いナメ滝が続く初心者におすすめのイベント

廿日市市にある赤ナメラ沢でシャワークライミングをしてみませんか?山間を流れる沢の水は冷たく、水の流れに逆らいながら遡上するシャワークライミングは暑い夏に最適です。冷たい川を遡上したり、滝壷に飛び込んだり、遊びどころが満載です。斜度の緩い滝が続くコースですので、はじめての方でも安心して楽めます。

http://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=Y34E02

さて、そんなネイチャー環境で今回提供させていただいたのは、前の晩からハーブに漬け込んだ猪ロースのブロック(鳥取県 清流育ちの猪)と、鹿のボリュームソーセージ、そしてレイクロブスタースープでした。

野営/アウトドアでは猪肉に神が宿る

ハーブに漬け込んだ猪ロース
前の晩からハーブに漬け込んだ猪ロースのブロック。脂身は削ぎ落としておいたが、それでも激しく炎上する。猪の脂は水溶性が高いが、炭火の上では燃料そのもの。

猪ロースはハーブと塩水によって臭みが完全に打ち消されで、定番の「言われなければ分からなかったわ!」と優等生評価。ただ、猪の野趣溢れる香りが好きな人にとっては、「逆にクリアーすぎて物足りない」という声も。世の中には「臭い物好き」な人たちも一定数おり、例えばブルーチーズやいも焼酎愛好家は、猪においても濃い風味を好むのかもしれません。

猪の匂いの差は、個体差や食べているものの違いもありますが、解体後に脂をどれだけ削ぎ落とすかによる違いもあります。繁殖期に向けて脂肪を蓄えている時期の雄猪は脂にその時期独特の臭みがあります。それを猪らしさとして好む人もいれば、臭いと言って嫌う人もいます。解体者によっては脂をたっぷり残して「これぞ猪!」とする人もいれば、余分な脂を綺麗に削ぎ落として雌雄の差を打ち消してしまう人もいます。今回の猪は後者寄りで、かつハーブへの漬け込みによってクセのない食材として登壇した次第です。

ともあれ、アウトドアにおける猪の存在感は強靭で、市販のお肉にはないスペシャリティ演出には欠かせない存在だと改めて感じた次第です。

鹿さんのソーセージが登場

鹿肉ソーセージ
ドットコミュさんから調達した鹿肉ソーセージ。市販のソーセージがことごとく貧弱に感じられる屈指のパワーアイテム。

鹿のソーセージは広島の「会いに行けるジビエアイドル、ドットコミュ」さんから取り寄せたもの。ドットコミュさんの施設はForemaのオフィスから川を挟んだ近隣エリアにあり、都市部で鹿を解体しているという珍しい展開を見せています。

そんなドットコミュさんの鹿のソーセージは二種類。共にハーブとスパイスを効かせたイタリアンな味付けです。日本人にとってスパイスは好き嫌いが分かれるところですが、今回興味深かったのは、テントその他を設営した人は「美味しい!」となり、体を動かしていない人は「少し塩が強いかも・・」となった点。

ドットコミュさんはアスリート出身という事で必然的に体を動かしていることが前提の商品開発の様子。ターゲット絞り込みがブランディングの一翼をなしているわけですが、その現場を目の当たりにした気がします。

鹿さんのソーセージ
鹿さんのソーセージ

ドットコミュさんのソーセージ(通称 鹿さんのソーセージ)は下記から購入できます。

https://comm.thebase.in/items/5817306

アウトドアではザリガニにも神が・・

レイクロブスタースープ
ウチダザリガニを加工したレイクロブスタースープ。欧米では高級食材ながら、国内ではほとんど活用されていない隠れた宝。ウチダザリガニは侵略的外来種。炭火で温めるときは缶が熱くなるので要注意。

最後に、レイクロブスタースープのご紹介。これは阿寒湖に生息するウチダザリガニのスープで、濃厚で非常に美味しくて驚かされる品。ジビエではありませんがForemaで扱っているオススメ商品として今回登場しました。ウチダザリガニはもともと国内にいなかった種類で、戦前に食用として持ち込まれたものの実際には活用されず、そのまま野生に定着してしまったもの。一部地域でゴリゴリ繁殖して生態系に負荷を与えている侵略的外来種です。欧米では高級食材として重宝されており、非常に美味なことからForemaの秘密アイテム的な存在です。

これの美味しさを伝えることは難しく、「筆舌に尽くし難い」とはまさにこの事。気になった方はForemaからお買い求めください。

アウトドアはビジネスパーソンにこそ必須

野営
早い時間帯は月が出て明るい夜。蛙の声と沢の音による癒し効果は何ものにも変えがたいもの。

今回の野営は平日夜に行われたもので、一般人にはハードルが高く、実際に全員が揃ったのは22時半を過ぎてから。そこまでして野営をするのは、野営や焚き火には強力なヒーリング効果があるから。例えば仕事上のトラブルを抱えている時など、たとえ帰宅しても、また休みの日であっても心は落ち着かず、休むどころか家族や友人知人にまでイライラが伝わってしまうことも少なくありません。

ところが!

野営をすると、「あれか・・。まぁ、ええわw」となってしまう驚きの事実。森と沢と火とジビエ・・これらによるリセット効果は強力で、浮世のあれこれは大抵何とか乗り越えられます。病んでいる人は一度ではリセットできないかもしれませんが、2度3度と繰り返すうちに心身が本来あるべきポジションに復元されていき、健全な人生を送ることができるように思います。

野営中
焚き火を囲む人たち。今回は複数の女性参加者もおり、大自然と焚き火とジビエを楽しんでいました。ビジネスパーソンだけではなく、子供や思春期の若者、「道」に迷ってしまった大人にも良い影響があるはず。

仕事ができる人、人生がうまくいっている人はだいたいオフタイムの達人だったりします。老若男女問わず、心身をリセットしたい人たちにこそ、野営はオススメです。首都圏で野営が難しいという人は、まずは首都圏以外の選択が人生の第一歩ではないでしょうか?

小瀬川の星空 廿日市市
谷から真上の星空を撮影。参加者も肉眼で天の川を見るのは久しぶりとのこと。30秒露光。
天の川と流れ星
天の川と流れ星。首都圏では絶対に見られない光景。30秒露光で撮影。テントはmont-bellのムーンライトテント。
小瀬川上流
野営明けの朝。6月下旬には蛍が舞い、7月からは泳ぐのに最適。

ちなみに、次回の「野営の人」は、蛍乱舞の中で行われるとのことでした。

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