3月末に弊社事務所の目の前の河川敷の護岸工事が終わり、少し前まで鬱蒼としていた景色が、少し明るくなりました。コンクリートで地面を固めるのは個人的にはあまり好きではありませんが、適度に土面も残されているので春の野花もチラホラ見え、春のうららかな陽射しの中、散歩する人、ベンチで休む人、腰かけて煙草を吸う人、三味線を弾く人・・・色んな人が行き交う景色が見られてほっこりしています。
広島市内の川なので、瀬戸内海の潮の満ち引きによって水位が大きく上下するのですが、潮が引いたときの川べりにはたくさんのゴミ、ゴミ、ゴミ・・・・。
この辺りの人が捨てたものというより、海に流れ出たゴミが潮によって、ここまで押し戻されたという感じです。それが、葦に絡まり川砂に埋まり、河べりに溜まってしまっているようです。
先日長雨の後の天気の良い午後に、猪ウデ肉を仕込んでいる途中に時間が出来たので、ゴミ拾いを推進する団体blue shipの火ばさみを持って目の前の川べりに降りて30分少々ですが軽くゴミ拾いをしてきました。
※過去の安川の清掃の記事↓
この発泡スチロールゴミが最もやっかいなゴミの様に感じました。
潮の満ち引きによって、色々なものにぶつかり粉々になってしまい、拾い集めるのにとても苦労します。というより全て回収するのは短時間では無理です。
これは家庭のゴミというよりは、おそらく事業系のゴミ(産業廃棄物)。
空き缶や食べ物を持ち運んだであろう保存袋が、まだ散ってから火も浅い桜の花びらと混ざり合って、なんとも言えない気持ちになります。お花見を楽しんでいてうっかり風で飛ばされて落としてしまったのかもしれないですが、ゴミはちゃんと持ち帰るのがマナーですね。
ここ天満川にはカニやしじみやエビ、小魚からスズキクラスの魚まで色々な生物が生息する川なので、川砂のあちこちに小さな穴が空いています。
こういった場所が微生物などにも特に適している環境なんだとか。
30分少々で集めたゴミは大きなビニール袋におよそ2袋分くらいになりました。
ここから、仕分けするわけですが、不思議と臭いはほとんどしないので、川がまだまだキレイな証拠なんだと感じました。
小魚達もたくさん泳いでいて、カワセミなどの鳥も降り立ちます。
人数も時間も少なく、目の前の川べりのみしかゴミ拾いできていませんが、運動不足の私には良い運動にもなり、少し気分も良くなりました。
誰が捨てたか分からないゴミだから放っておくよりも、誰でも短時間でも自然にも人にも気持ちの良いことってできるんだなぁ。と感じました。
なので、またやってみようと思います!
やっぱり自然と猫が好き。